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ホームページ制作は自分でもできる?初心者向けの基礎知識
「ホームページ」を自分で制作したいと考える方は、少なくないと思います。自分で制作することでホームページ制作会社へ依頼する費用はかかりませんし、 イメージするホームページを自分で作り上げる楽しさを得ることができます。
本記事では、ホームページを制作して公開するまでに、何が必要なのかわからない方に向けて、自分でホームページを制作するために必要な基礎知識を解説します。
目次
- ホームページ制作は自分でもできる!まずは何から始める?
- ホームページの仕組みを知る
- ホームページ制作の目的を明確に
- ホームページ制作にかかる費用を知る
- ホームページ制作に必要なものを揃える
- 自分でホームページを制作するときの流れ
- 初心者が自分でホームページを制作するときの注意点
- ホームページ制作はプロに相談するのもおすすめ
自分でホームページを制作するための知識を身に着けていきましょう!
ホームページ制作は自分でもできる!まずは何から始める?
まずは自分でホームページを作成するための基礎知識を学ぶところから始めましょう。ホームページの基本的な仕組みを理解することで、自分でホームページを開設するためには何が必要なのか把握することが重要です。
ホームページの仕組みを知る
ホームページは「HTML」と呼ばれるファイルで制作されており、このHTMLファイルは「WEBサーバー」と呼ばれるコンピューターに保存されています。
WEBサーバーは世界中に数多く存在し、インターネットを通して互いに接続されており、ホームページを見ることができるのは、インターネットからWEBサーバーに接続し、その中のデータを読み込んでいるからです。
インターネット上にはたくさんのホームページがあります。それぞれのホームページがURLを持っており、URLは[ドメイン名]+[ディレクトリ名]+[ファイル名]で構成されています。
以上の前提を踏まえて、ホームページを開設するための「3つの要素」をご紹介します。
①HTMLファイル
HTMLとは、ホームページを制作する為の言語です。インターネットで公開されているホームページはこのHTMLで構築されています。
②サーバー
サーバーとは、ネットワークを利用して、保管されている情報やデータから他のコンピューターに発信するコンピューターの事です。ホームページとの関連があるのは「Webサーバー」というもので、ホームページの情報を保管・管理してインターネット上に公開するためのコンピューターです。
③ドメイン
ドメインとは、ホームページの場所を示す情報です。場所を示す情報について詳しくは、ドメインに紐づいている「IPアドレス」にありますが、「IPアドレス」は数字だけで構成される文字列です。数列だけでは覚えづらいため、ドメイン名として場所をしているということです。
※弊社ホームページの場合「arts21.jp」の部分にあたります。
今、ご紹介したのは「ホームページ制作に必要な最低限必要なのものだけ」になります。ホームページの見栄えを良くする、画像を表示させる、動的にプログラムを動かすなど必要に応じて、CSS、JavaScript、PHPなどのファイルが必要になります。
ホームページ制作の目的を明確に
ホームページを制作する際、いきなり作業をすることもできますが、その前に、サイトの目的を明確にしておく必要があります。
ホームページは常に、自分が発信したい情報をアクセスするユーザーに向けて案内してくれれる、非常に便利な手段です。しかし、目的を明確にせず実作業を行ってしまうと制作の際、どのようなコンテンツが必要なのかわからなくなる可能性があります。
その為、ホームページを作る際に大切なことは「ホームページを制作する目的を明確にする」ことです。
ホームページの制作において目的を明確にしておくことは、非常に重要です。例えば、企業向けのサイトの場合「会社紹介」としてホームページを開設するのと「問合せ」を目的としたホームページを開設するのとでは、ホームページ内のコンテンツ設計が大きく変わってくるからです。
ホームページ制作にかかる費用を知る
制作会社に依頼した場合、費用の相場は、簡単なものであれば20~30万円の場合もありますし、デザイン面や機能面などにこだわりを持つと、100万円を超えることもあります。 一方で、テンプレートを使ってホームページを作成する場合、3万円~10万円程度で済む場合もありますが、独自性のない他のものと同じようなホームページとなってしまいます。
ホームページ制作に必要なものを揃える
ホームページの制作には、「サーバー」「ドメイン」「コンテンツ」「デザイン」が必須の要素となります。なぜ必要なのかここでは簡潔に説明致します。
- 「サーバー」「ドメイン」はホームページを公開するために必要です。
- 「コンテンツ」はホームページを閲覧する方が見たい部分です。
- 「デザイン」は見やすく、使いやすいホームページにするために必要です。
自分でホームページを制作するときの流れ
自分でホームページ制作する場合、大きく2つのパターンに分けられます。
- ホームページ構築全てを自分で行う
- ホームページ作成サービスを利用して構築する
各パターンについて詳しく解説していきます。
①ホームページ構築全てを自分で行う
ホームページ制作に前述にて解説したホームページ制作に必要な要素「サーバー」「ドメイン」「コンテンツ」等の準備や、「HTML」ファイルの作成などを自分である程度の技術・知識が求められます。
ホームページ公開までの流れ
- 企画・設計
ホームページ制作の目的に沿ってどんなコンテンツが必要なのかなどを検討する段階です。
- デザイン・コーディング
デザインでWebサイトの見た目を検討・作成します。コーディングはWebサイトにリンクや動きなどを付ける段階です。
- ホームページの公開
取得したドメインやサーバで、コーディングを行ったファイルをインターネットに公開します。公開後は、表示やリンクに問題がないかしっかり確認する必要があります。
以上がホームページを制作する際に必要な工程ですが、この方法で制作を行う場合にはメリット・デメリットがあります。
メリット
- 自分に知識や技術が自由に好きなホームページを制作できる
- 外注(制作会社への依頼)を行う必要がないので、比較的低コストでホームページ制作を行う事ができる
デメリット
- Webの専門的な知識とスキルが求められる
②ホームページ作成サービスを利用して構築する
ホームページ作成サービスでは、HTMLファイル・サーバー・ドメインなどホームページに必要なものが、すべて含まれています。CMSも採用されており、専門的な知識がない方でも簡単にホームページを制作することが出来ます。
ホームページ公開までの流れ
- ホームページ作成サービスに登録する
- テンプレートの中から自由にレイアウト・デザインを選択し、ホームページを自動生成する
- ホームページ内のテキストや画像を自分で編集する
- 編集したホームページを公開する
メリット
- 誰でも登録すればホームページを作成できる
- サーバーの契約といった準備を行う必要がない
- 制作に必要な専用のソフトの購入・インストールの必要がない
デメリット
- テンプレートの中で構築する為、制作範囲に制限がある
- ホームページ制作の知識はあまり見につかない
どちらの制作方法でも、ホームページの制作から公開までの流れは、一通り体験できるので、まず、ホームページ作成サービスを利用してみてから、ホームページ構築全てを自分で行ってみると理解しやすいのではないでしょうか。
①ドメインの取得
ドメインは「レジストリ」と呼ばれる組織が管理しており、そのレジストリが「jp」「com」などのトップレベルドメインごとに存在しております。レジストリに認定されている「レジストラ」が登録作業を行っています。
「レジストラ」へ申し込む以外に、リセラーと呼ばれる事業者へ申し込むパターンもあります。リセラーはレジストラと契約を結び、ドメインの登録サービスを提供しています。
リセラーの中では多くの場合、レンタルサーバーも合わせて提供しているため、ドメインだけではなくサーバーにリセラーへまとめてことも可能です。
独自ドメインの取得や登録を行う際には、自分が取得したいドメイン名を決定して、レジストラ又はリセラーに依頼するという流れが基本となります。
②レンタルサーバーの契約
レンタルサーバーとは、「レンタル」つまりサーバーを貸し出しているサービスのことです。ホームページ公開の際などに、サーバー構築のためのコンピュータ管理や負担を、業者側が行ってくれるものを指します。
③ソフトやツールを取得
ホームぺージを作成するためのソフトやツールについて、大きく分けて2つのパターンをご紹介します。
一つ目は、HTMLやCSSのソースコードを自分で直接入力するものです。この手法では、ある程度の知識や技術が必要となります。ただ、自分の制作したいホームページを知識や技術がある限り、制限なく作り上げる事が出来ますので、独自性の高いホームページを制作出来ます。
二つ目は、ソフトのテンプレートを使用し、HTMLやCSSの知識が無くても、簡単にホームページを作成できるものです。簡単にホームページ制作を行う事が出来ますが、テンプレートに合わせたホームページとなりますので、独自性はあまりないホームページとなります。
④デザイン・コンテンツ制作
デザイン・コンテンツ制作では、ホームページを見にきたユーザーが、求めている情報にたどり着きやすいように設計してすることが重要です。ホームページ公開後に新規コンテンツを追加するのも良いのですが、制作時にホームページの目的を達成するためには、どんなコンテンツが必要なのか、レイアウトはどうすべきかを明確にしておくことが大切です。
そうする事で、当初イメージしていたホームページとかけ離れる危険性も少なくなります。
⑤完成したホームページの公開
ホームページを公開するには、作成した「HTMLファイル」などをサーバーに転送する必要があります。
サーバーにデータを転送するためには下記の2種類のパターンがあります。
パターン1
サーバーのFTP機能を利用して転送する
パターン2
FTPソフトを使用して転送する
サーバー自体にFTP機能が含まれている場合はその機能を利用することも可能です。
FTPソフトは有料のものもありますが、無料のフリーソフトを利用しても大丈夫です。
FTPソフトとしては、次のようなものがメジャーです。
- FFFTP
- WinSCP
他に特別使用したいといったソフトがない場合は上記のソフトをおすすめ致します。
初心者が自分でホームページを制作するときの注意点
ホームページを制作する場合、注意するべき内容がいくつかあります。今回はその中で、大きく33つに分けてご紹介いたします。
①ユーザビリティ(使用性)
スマートフォンからの閲覧に対応しているかどうかはユーザビリティ(使用性)に大きく影響します。近年ではパソコンよりもスマートフォンでホームページへのアクセスを行うユーザーが増えているため、ホームページのスマホ対応は必須と言えるでしょう。
大きなサイズで画像を掲載している場合や、アニメーションによっては、ホームページの読み込み速度が遅くなってしまい、ユーザーにストレスを与えてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
各コンテンツのデザインやフォントが読みやすいかによって、情報の視認性が大きく変わります。ユーザー目線に立つことで、ユーザーが利用しやすいホームページを制作することが出来ます。
②ガイドライン違反となるSEO対策
SEO対策とは検索エンジンの検索結果画面の上位に表示させるための施策であり、検索を行うユーザーにとって有益な情報を提供することで検索結果に上位表示させていきます。SEO対策の中には、Googleが公表しているガイドラインに違反となっていまうものがあります。例えば、ただキーワードを羅列するなどの行為は、ガイドライン違反の対象となります。
ガイドライン違反のSEO施策は、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があるので、行ってしまわないように注意が必要です。
③セキュリティ対策
ホームページ制作では、セキュリティ対策にも注意する必要があります。たとえば、ホームページ上でのデータを暗号化するため「SSL」の対応は必須です。
SSLに対応していないサイトは、ホームページ上のデータが暗号化されていない事で、情報漏洩の危険性が高くなっています。
また、閲覧しようとすると「安全な接続ではありません」といった警告文が表示されてしまうので、ユーザーにサイトに接続することへの不信感や不安感を与えてしまう恐れもあります。
ホームページは公開して終わりではなく、公開後どう運用していくのかが重要です。
ホームページ制作はプロに相談するのもおすすめ
ただ、ホームページを作るだけなら自分でも出来ますが、課題解決を目的としたホームページ制作なら、知識や実績が豊富なプロに相談するのがおすすめです。
プロに依頼した場合、自分で制作する時よりも費用は大きくなってしまいますが、素人とプロでは、デザイン面や機能面で考えた場合、大きな差があります。
わかりやすく異なるのはデザインです。 全体のデザインだけでなく、ボタンなど各種パーツの細部までデザインにこだわっているので、Webサイトのクオリティは大きく異なります。 基本的には素人の方がフリーソフトなどで作成したものと、プロが作成したものは明らかに違います。デザイン経験の差はもちろんありますが、それに加えて制作環境や使用しているソフトが違います。 自分で制作する場合は無料ソフトを使用する方が多いですが、プロの方は有料ソフトADOBEのPhotoshopや、Illustrator、DreamWeaverの最新バージョンといったものを使用しているので、デザイン面に関しては、大きな差が生まれます。
また、プロの制作会社はセキュリティ面での専門的な知識・対策があるので、Webサイトのウィルス対策やWebサイトの改ざんによる情報漏洩といった危険性もなくなるので、安心してホームページを運用することができます。
料金プラン
ホームページ制作はコマーシャルアーツにご相談ください!
コマーシャルアーツのホームページ制作は、顧客と直にコミュニケーションを取り、ご要望はもちろん、今後の課題や潜在的な問題を明確化することからスタートします。
お客様のご要望をしっかりとヒアリングし課題解決のための具体的なプランをご提案させていただくことで、自分で制作するよりも、満足度の高いホームページを制作いたします。
ホームページ制作に関するご質問やご相談は、こちらからぜひお気軽にお問い合わせください。